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御徒町駅
電車を降りて秋葉原方を見ると、既にポイントが設置されていました。これは、縦貫線本線から電留線に入るポイントになります。電留線への通路線から電車が入ってこないように仮設の車止めが設置されていますが、新上り線は既にラダー枕木により軌道設置は完了して、架線の工事を待つばかりとなっていました。一方で新下り線は、ポイントの部分を除き鉄筋で骨組みが組まれているのみでした。
上野方に進むともう1つポイントがありますが、こちらは新上り線部分のみで工事は中断されていました。この付近では新下り線はコンクリートの路盤が設置されていましたが、その先で一旦すべて途切れていました。
ホーム端部から上野方を見ると新下り線の軌道が途中まで完成していました。ホーム部分の工事は後回しにしているのでしょうか?
御徒町駅秋葉原方のポイント
御徒町駅上野方のポイント(敷設中)
御徒町駅上野方は新下り線が完成している秋葉原駅
秋葉原駅付近は急速に工事が進んでいますが、調査時点で新上り線の軌道はほぼ完成していました。新下り線の方は工事中でした。この付近では、線路と枕木を並べた後にコンクリートを流しこんで、路盤を完成させるという工法をとっていました。御徒町駅付近とは明らかに異なっていますが、なぜなのでしょうか……。線路はホーム中程で途切れて、後は鉄筋の骨組みが高架新設区間の端まで続いています。
高架区間にも鉄筋の骨組みが組まれていますが、先ほどとは種類が違うようです。架橋の設置はほぼ終わっていますが、写真では工事中の跨道橋?とクレーンが写っています。
秋葉原駅から御徒町方を望む
秋葉原駅の神田寄りは鉄筋が組まれている
秋葉原駅の神田方は33‰の急勾配神田駅
新幹線の上の巨大な高架橋が壮観ですね。ただ線路は全く見えないのでさっさと撤収です。
真新しい高架橋がそびえる東京駅
軌道改良工事は終了していますが、電車線側の7・8番線からは車止めがあって
引上げ線には入線できないようになっていました(配線略図は基本的に線路が繋がっている
ところまで書いているので、車止めは反映していません)。
引上げ線も新下り線の方は使用停止になっているようで、線路は錆び付いていました。
ところで開業まで1年余りありますが、既に場内・出発信号機が設置されていました。
気が早すぎるのではないでしょうか……。
東京駅から神田方を望む