車両基地1

松戸車両センター

松戸車両センターは東日本旅客鉄道(JR東日本)の車両基地で、常磐線の松戸駅から南方に分岐した引込み線の末端に存在する。引込み線は単線であるが、常磐線本線から分岐するあたりで複線となりそのまま車両基地に至る。

今回の調査では松戸車両センターの留置線の配線を調査し、その後引込み線に沿って本線の分岐部まで歩いた。車両基地では思いがけない珍客を見ることができた。

松戸車両センター配線略図

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金町駅出発 AM8:40

金町駅の三菱製紙中川工場専用線を後にして、一路水戸街道を東へ進む。水戸街道は交通量が多く、排気ガスを避けるため自然と足は早足になる。江戸川を渡ると歩道は人気がなくなり、歩く間にすれ違った人は一人もいなかった。気味が悪く、ますます早足になる。早く車両基地に着きたいものだ……

(江戸川)
道路橋から江戸川下流を望む

水戸街道跨線橋 AM9:20

不法投棄の廃棄物や外環道の工事現場の横を通り、歩くこと30分。右手に現れたのは感動の景色だった。

(俯瞰)
俯瞰

車庫一望。これで今日の目的は果たした、といっても過言ではない。この時間帯は車両は少ないが、朝早く行けば電車の出庫ラッシュでなかなか面白い景色が見られそうだ。しかし、こんな絶好の車庫観察ができるこの跨線橋、もっと有名になっても良さそうなものだが……

(西側)
西側

右(西側)の4本の線路は、建屋内に繋がっている。仕業検査棟だろうか。うち最も右の2線は、有効長が短いためか現在は使われていないようだ。因みにwikipediaの写真では、今はなきクモヤが留置されている。一方で、左側2線は現役で使用されている。この日は、E233系とE231系が1編成ずつ留置されていた。

(東側)
東側

その左には留置線が15本並ぶ。しかし、ポイントもこれだけあると壮観である。しかも全部ダルマ。手作業でポイントを転換して回る作業員の方も大変である。右横に小道があるようだから後で行ってみようかな……と呑気なことを考えていたところ、あれ?なんかいる?

(最東側)
最東側

特急形のE657系がなぜか留置されていた。とりあえずE657系は後に取っておくことにして、まずここからは確認できない左側奥の留置線を片付けることにする。

車両基地東側(圓慶寺前) AM9:29

水戸街道から南に折れて歩くこと10分、車両基地がある切通しのちょうど上に道路があったので、柵の隙間からカメラを出して写真を撮った。

(東側)
東側

これで、車両基地のポイントは全て確認することができた。本当は車両基地南側に回って、線路の終端部まで確認したかったのだが、私有地に囲まれていて容易に近づけなかった。潔く諦めることにする。

車両基地脇の小道 AM9:46

さて、台地を降りて線路際に寄る。しかし都心から30分以内の場所でこんな間近からダルマが見られるとは……

(最東側)
最東側
松戸車両センター7(転轍器)

線路際の小道を進むと先ほどのE657系が見えた。スーパーひたちなど特急用の車両で、当然ながら松戸車両センターに入区する運用などない。調査時点(2013年3月1日)は営業運転開始前で、ここに疎開していたとみられる。殺風景な(失礼)通勤型電車が並ぶここ松戸車両センターで、ひときわ目立っていた。営業開始後はここへ入線する機会もないだろうから、貴重な写真である。

(E657系疎開)
E657系疎開
(東側)
いちおう線路写真も

松戸駅南歩道橋

松戸車両センターを後にして、引込線沿いに本線へ向かう。複線の線路なのに柵がないというのは、少々違和感がある。昔の写真にこんなのあったような。

(引込み線)
引込み線

本線と引込線の分岐部の、撮り鉄には有名な跨線橋から引込線を見てみる。用地の関係だろうか、本線では有り得ないようなS字カーブになっている。

(引込み線)
引込み線

ところで、本線と並走する部分は単線なのに、分岐部からいきなり複線になっているのはなぜだろうか。常磐線の複々線化と関連があるのだろうか……などと考えながら、松戸車両センターを後にして駅へ向かうことにした。

(引込み線)
引込み線
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調査日
2013年3月1日
公開日
2013年8月9日