竹ノ塚駅高架化工事観察記(2016年1月12日)

下り急行線高架は完成間近

前回の観察から4ヶ月が経ち、新線高架の構造が明らかになってきました。こちらは新下り急行線と仮車庫線の交差部分ですが、高架の横にはすでに新下り緩行線高架の一部が準備されていました。下り急行線の供用開始後に工事するのが難しかったためなのか、あるいは工期を少しでも短縮するためでしょうか。

(新下り線高架橋)
新下り線高架橋
(新下り線高架橋)
緩行線部分の増設を見越した構造

下り急行線と仮車庫線の交差部分です。工事完了後に線路が撤去された後このスペースがどうなるのか気になるところですが、高架下面に柱の準備工事のようなものがあることから、何らかの措置が取られるのかもしれません。

(車庫線との交差部)
車庫への回送線

こちらは日比谷線車両基地付近にある新車庫線予定地です。高架を支える柱の感覚が若干長いため、ここに線路が通るのだと思われます。

(新車庫線の交差部と思われる箇所)
新車庫線の交差部と思われる箇所

駅ホーム南側では配線変更が確認できました。従来、仮車庫線は中線と下り緩行線にしか接続しておらず、上り緩行線から車庫線に直接移動することはできませんでした。今回確認できたのは、上り緩行線から下り線を平面交差して車庫線へ繋がる線路の工事です。

(上り緩行線~車庫線間に線路が増設される)
上り緩行線~車庫線間に線路が増設される
(既設の下り緩行線~車庫線間の渡り線)
既設の下り緩行線~車庫線間の渡り線

今後上下緩行線は仮線に移設される予定で、この線路も現上り緩行線の撤去とともに役目を終えることになりそうです。なぜこのような線路が線路が必要になったのか、気になるところです。

仮車庫線と現下り急行線の交差部分が可動式ダイヤモンドクロッシングになっているのに対し、建設中の線路のものは固定式クロッシングとなっています。短期間しか使用されないため、建設費削減を優先した措置でしょう。

(上り緩行線~車庫線間の渡り線)
新設線路を上から

続いて下り急行線高架を詳細に観察してみます。

工事についての公式資料などを見る限り、仮下り緩行線や仮設ホームはこの高架の下に置かれるようです。しかし、写真から明らかなように高架の下には鉄骨が組まれている箇所があり、線路を敷設するのは困難です。おそらく、歩道橋などが支障して予定の場所に柱を建設できないため、一時的に高架下に支持設備を設置しているのだと思います。

(下り急行線高架下)
下り急行線高架下

下り急行線高架はほぼ完成し、線路の敷設が行われていました。前回、自由通路に阻まれて分断されていた高架もきれいに接合されています。

(駅西口から見る下り急行線高架)
駅西口から見る下り急行線高架
(高架橋の接合部分)
高架橋の接合部分

一方、駅ホーム横では仮地下通路の掘削が進められています。仮線開業後現在の歴史ある橋上駅舎は解体され、ここに移設される予定です。

(仮地下通路の建設現場)
仮地下通路の建設現場
(線路の下を掘削している)
線路の下を掘削している

谷塚側です。現在竹ノ塚駅には引上げ線が2線あり、普通列車の折返しや車庫への入庫に使われていますが、仮線切替えに伴いこの引上げ線は使用不能になります。これについて、興味深い動きが出てきました。

(駅北側の引上線)
駅北側の引上線

草加駅で「ホーム改修工事」と称して緩行線ホームの一部を切り欠く工事が行われています。これについて、竹ノ塚駅引上げ線の代替として草加駅に引上げ線を設置する工事だという噂があります。

(ホーム改修工事)
ホーム改修工事
(草加駅引上げ線予定地)
引上げ線予定地(?)

もし噂が本当なら、工事期間中に竹ノ塚駅折り返し列車を草加まで延長運転(または回送)することになります。地下鉄車庫に入出庫する車両も草加で折り返すのかどうか、また、この措置が一時的なもので終わるのか、高架化完了後も引き続き「普通 草加行き」が運転され続けるのか注目です。

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調査日
2016年1月12日
公開日
2016年1月30日