はじめに
2023年6月17日、土曜日の朝から衝撃的なニュースが飛び込んできました。JR北海道が、計42駅の無人駅の廃止を検討しているとのことです。
※2025年3月までに廃止または信号場化された駅は取消線を追加しています。(2025年4月29日)
路線名 | 廃止検討対象 |
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函館本線 | 仁山、赤井川、山越、山崎、黒岩、国縫、 |
室蘭本線 | 静狩、礼文、大岸 |
根室本線 | |
石勝線 | |
富良野線 | 鹿討 |
宗谷本線 | 瑞穂、日進、智北、 |
石北本線 | |
釧網本線 | 茅沼、美留和、緑 |
42駅という数字はJR北海道の無人駅総数(238駅)の6分の1以上であり、さらに路線によっては特急列車の通過駅のほとんどが対象になっている区間もあります。この記事では、検討対象の駅が廃止された場合に配線略図がどのように変わるかをご紹介し、皆様のローカル線問題にまつわる議論の参考にさせていただきたいと思います。
なお、想定配線略図の作成は下記のルールに従って行っており、実際に駅が廃止された場合にこの図の通りになるとは限りませんし、JR北海道内部でどのように検討されているかを示す図でもありませんのでご了承ください。
- 待避線・交換設備などがある駅は信号場化され、旅客ホームが撤去される以外の配線変更は発生しないものとします。
- 待避線・交換設備などがない駅は削除します。
また、当たり前ですが現段階では廃止検討が報道されただけですので、まだ廃止が決まったわけではないことにもご留意ください。