貨物線6

酒田港駅2 コンテナ貨車入換

ちょうどやってきたコンテナ貨車の入換を観察します。酒田駅から来た貨車は南地区・貯木場線の2つのコンテナ荷役線に分けられますが、ただ単純に2分割されるのではありませんでした。

酒田港駅構内図

入換開始 15:21

酒田駅からやってきたコンテナ貨車です。酒田駅からは入換扱いなので、制限速度25km/hでのんびりと走ってきます。機関車の後ろにはタンクコンテナの載った貨車が続きます。

(酒田駅から列車が来た)
酒田駅から列車が来た

列車はゆっくりと着発線の1つに入っていきます。その脇では、分岐器の転換を担当する操車掛が待機しています。

(着発線にゆっくり入線)
着発線にゆっくり入線
(着発線にゆっくり入線)
停止

到着後、機関車のDE10形は直ちに切り離されて反対側に機回しされます。手前では係員が分岐器を切り替えています。

(DE10が戻ってくる)
DE10が戻ってくる
(手前で一旦停止)
手前で一旦停止

DE10は一旦停止の後、車列の反対側に連結されました。

(DE10 進行方向切り替え)
進行方向を切り替えて
(DE10の連結)
貨車に接近し
(DE10の連結)
貨車に接近し

再びDE10が動き出し、手前側に貨車を引き出し始めました。

(貨車を牽いて手前の方へ)
貨車を牽いて……
(貨車を牽いて手前の方へ)
手前の方へ

陸橋の手前で突然停止しました。まさかファンサービスで目の前に停めてくれたのでしょうか……?

(陸橋の手前で一旦停止)
ここで停車した

……そんな訳ないですよね。再び動き出した後、よく見ると最後尾の1両が切り離されていることに気づきました。なぜこれだけ仲間外れにされたのでしょうか。勘の良い方は気づいたのかもしれませんが、この時点の作者には全く分かりませんでした。

(コンテナ車1両が切り離される)
1両切り離される

酒田駅に通じる線路に引き上げた後、着発線コンテナホームの線路に貨車を押し込みます。有効長より貨車の編成が長く、一部がはみ出しています。

(推進運転で荷役線に入線)
推進運転で荷役線に入線
(推進運転で荷役線に入線)
停車

10両のうち6両を切り離し、再び引き上げます。この6両のみ着発線コンテナホームで荷役するようです。

6両の貨車にはすぐに移動禁止合図の黄旗が取り付けられました。

(4両のみ再び引き上げる)
4両のみ再び引き上げる
(残された6両をここで荷役する)
残された6両をここで荷役する

4両を持って着発線に戻り、今度は切り離されていた1両に連結しました。

(4両のコキを移動)
4両のコキを移動
(切り離されていた1両に連結)
切り離されていた1両に連結

ここまでの貨車を2編成に分けるだけの作業で、なんと解結3回、連結も2回行われました。線路上しか動かせない貨車の入換には、トラックにはない面倒さがあります。見ている分には面白いのですが、操車係の方の苦労を思うと複雑な思いになります。

5両編成になった貨車を引き連れ、DE10はさらに入換を続けます。

(着発線を出発して東系統専用線へ)
着発線を出発
(着発線を出発して東系統専用線へ)
今度は東系統専用線へ

ここで、先ほど1両だけ切り離されていた貨車を見てみます。他の貨車とは違い、20フィートISOコンテナが積載されています。船舶輸送用に規格化されたISOコンテナは通常のJRコンテナよりも長さ・重量が大きいため、荷役には通常のフォークリフトではなくトップリフター(後の写真を参照)が必要です。おそらく酒田港駅ではトップリフターが貯木場線コンテナホームにしか配置されていないため、この貨車のみ別扱いで入換されたのでしょう。

(ISOタンクコンテナ)
ISOタンクコンテナ

貯木場線へ 15:47

5両編成の貨車は東系統専用線へ向かいます。といっても専用線で荷役をする訳ではなく、最後尾の貨車がポイントを通過するとすぐに停止しました。一旦引き上げただけのようです。

(東系統専用線へ移動)
東系統専用線へ移動
(ポイントの先で一旦停止)
ここで一旦停止

貨車が手前へ戻ってきました。最前のコンテナ車に操車掛が添乗しています。

(推進運転で動き出す)
推進運転で動き出す
(推進運転で貯木場線へ)
貯木場線へ

貯木場線コンテナホームに貨車を押し込みます。かなり暑い日でしたが、建物内の線路ではなく屋外に停車しました。土地柄、冬の積雪時に備えて建物内の荷役線を整備していると思われますが、夏は屋外の方が風通しがよく作業しやすいということでしょうか。

(貯木場線の屋外コンテナ荷役線に停車)
貯木場線に停車

操車掛がコンテナ車のハンドルブレーキを扱っています。この後機関車は貨車に連結したままエンジンが停止されました。翌朝の列車までこのまま留置されるのでしょう。

(コンテナ荷役線で留置)
ここで留置

移動禁止合図が掲出され、荷役が始まりました。最初はトップリフターによりISOコンテナが取り卸されるようです。

(ISOコンテナのトップリフター荷役)
ISOコンテナのトップリフター荷役

フォークリフトがコンテナを下から支えるのに対し、トップリフターはその名の通り上から持ち上げます。このコンテナは日陸所有のレンタルコンテナで、積荷は水道水やプールの殺菌などに用いられる次亜塩素酸ナトリウムです。周辺の化学工場から出荷されるのでしょう。

次回は陸橋を降り、西系統専用線の現状を調査します。

※ 写真は全て踏切または公道などから撮影。
※ 陸橋上の交通量はそれほど多くありませんが、工業地帯のため大型トラックも通過します。現地に行かれる際は十分にご注意ください。

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調査日
2013年8月5日
公開日
2015年6月7日