【2023年3月ダイヤ改正】列車交換がなくなる交換駅【JR西・四・九】

【2023年3月ダイヤ改正】列車交換がなくなる交換駅【JR西・四・九】

はじめに

JR各社では、沿線人口減少やコロナ禍に伴う合理化の一環として不要な設備や利用頻度の低い設備の撤去を進めています。本記事では市販の時刻表に基づき、2023年3月ダイヤ改正(JR九州については、西九州新幹線開業に伴う2022年9月のダイヤ改正を含む)で定期列車の列車交換がなくなる交換駅(以下、信号場も含む)の一覧をまとめます。

なお、前編と同様下記に挙げたほかにも列車交換が廃止される駅がある可能性もありますのでご了承ください(特に、貨物列車が運転されている線区は大部分調査しておりません。お気づきの方はページ下部のフォームよりお寄せいただけますと幸いです)。また、定期旅客列車の列車交換が廃止されても臨時列車や回送列車、貨物列車、ダイヤ乱れ時の運転整理のためなどに交換設備が残される可能性もあり、ただちにこれらの駅で交換設備が撤去されるとは必ずしも言えません

前編(JR北海道・東日本・東海)はこちら

JR西日本

呉線 忠海駅

夕方の普通列車の交換に3回使用されていましたが、時刻変更に伴い定期列車の交換に使用されなくなりました。ただし、臨時快速「etSETOra」の運転日は同列車の交換に使用されます。

呉線配線略図(抜粋)
呉線配線略図(抜粋)

美祢線 湯ノ峠駅

朝および昼の普通列車の交換に計2回使用されていましたが、時刻変更に伴い使用されなくなりました。

美祢線配線略図(抜粋)
美祢線配線略図(抜粋)

なお、美祢線では鴨ノ庄信号場、南大嶺駅、美祢駅も列車交換が設定されておらず、棒線駅でない中間駅9駅のうち実際に交換に使用されているのは5駅となります。

山口線 宮野駅

特急「スーパーおき1号」と普通列車の交換に使用されていましたが、普通列車の時刻変更に伴い定期列車の列車交換に使用されなくなりました。ただし、普通列車の折返しおよび臨時列車の交換に使用されています。

2022年以前から列車交換がない駅

  • 関西本線 佐那具駅
  • 紀勢本線 双子山信号場(交換設備使用停止)
  • 桜井線 京終駅(ただし、定期回送列車および臨時列車の交換に使用)
  • 芸備線 東城駅(ただし、折返し列車あり)、備後西城駅(ただし、臨時列車の折返しあり)
  • 因美線 那岐駅(ただし、折返し列車あり)
  • 岩徳線 玖珂駅
  • 美祢線 鴨ノ庄信号場、南大嶺駅、美祢駅(交換設備使用停止)
  • 宇部線 岐波駅
  • 小野田線 目出駅
  • 山陰本線 滝山信号場、江崎駅、宇田郷駅、奈古駅(いずれも交換設備使用停止)
  • 小浜線 粟野駅
  • 木次線 出雲坂根駅(ただし、臨時列車の交換に使用)

※記事初出時、岩徳線 西岩国駅を挙げていましたが岩徳線列車と錦川清流線の列車の交換があるようです。(3月5日追記)

JR四国

列車交換のない交換駅はありませんでした。

※記事初出時、徳島線 鮎喰駅を挙げていましたがこちらは元から棒線駅でした。(3月5日追記)

JR九州

長崎本線 肥前七浦駅、里信号場、土井崎信号場、東諌早駅、肥前三川信号場

2022年9月のダイヤ改正にて列車交換がなくなりました。ただし、土井崎信号場は小長井駅始終着の普通列車の折返しに使用されている模様です。

肥薩線 大隅横川駅

朝方の普通列車の交換に使用されていましたが、列車時刻の変更に伴い2022年9月のダイヤ改正にて列車交換がなくなりました。

肥薩線配線略図(抜粋)
肥薩線配線略図(抜粋)

吉都線 高崎新田駅

朝方の普通列車の交換に使用されていましたが、列車時刻の変更に伴い2022年9月のダイヤ改正にて列車交換がなくなりました。

吉都線配線略図(抜粋)
吉都線配線略図(抜粋)

2022年以前から列車交換がない駅

  • 日豊本線 上岡駅、直見駅、宗太郎駅

※記事初出時、吉都線 京町温泉駅を挙げていましたが数年前に棒線化されていたようです。(3月5日追記)

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